指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

不確か

原作をどう扱うかということについて。

芦原妃名子さんの今回の一件に関してはそう詳しく知らない。でもまあ問題のありかについてはおおよそ見当がついてるつもりだ。要は原作を扱う上でどれだけそれに忠実であるべきかあるいは忠実でなくてもよいのかということだと思う。大昔まだ学生だった頃に…

自分のブログを度々読み返す。

特別お題「わたしがブログを書く理由」 どのくらい賛同して下さる方がいらっしゃるかわからないけど自分のブログを割によく読み返す。たいていは自分のリズムで書けてるかどうか確認しながら。いつからかブログを書くときのルールというのを自分の中で設定す…

なんかもう。

その日一日終えるのが精いっぱいになってきた。夏期講習もなかなか終わらない。バイトやってても時間が進まない。国民健康保険の保険料も上がったし今日は免除されてた年金も払えと言ってきた。詳しくはよくわかんないんだけど非課税世帯に入ってるのにそう…

誘惑、その後。

バイト先の更衣室に入って着替え用のブースのカーテンが開け放たれてるのを目にする度にここで彼女が一糸まとわぬ姿で自分のことを待っていたんだということを思い出す。それはかなり生々しいイメージだ。少しだけ息が苦しくなる。でも他に仕方ないので同じ…

誘惑。

バイト終わりの更衣室ではたいてい気もそぞろだ。早く帰って一杯やりたい。それから塾が始まるまでに少しでも長くうちで休みたい。だから話しかけて来る人がいても話が途切れるのをひたすら待っている。そして少しでも途切れようものなら失礼にならないよう…

まだ探している。

We are The 80’s(5) アーティスト:オムニバス,ダン・ハートマン,ルパート・ホームズ,チャーリー・セクストン,ティファニー,ミュージカル・ユース,ジェッツ,ブルー・メルセデス,ブレックファスト・クラブ,ジョディ・ワトリー,ブレンダK.スター 発売日: 1996/1…

あの頃のいちばんの出来事。

どくとるマンボウ青春記 (新潮文庫) 作者:杜夫, 北 発売日: 2000/09/28 メディア: 文庫 高校のときの愛読書が北杜夫さんの「どくとるマンボウ青春記」だった。中に太陽党(ドイツ語で「ゾンネン・パルタイ」と言うと書いてあったと思う。)という考え方が出…

初夏は苦手。

禁煙丸五週間。いまだに時々煙草が吸いたくなる。けど吸わない。相変わらず特に食べ物がおいしく感じられることはないし太らない。むしろ胃の調子が悪くてしょっちゅう胃腸薬のお世話になっている。これは煙草を吸っていたとき以上に胃がむかついたり胸焼け…

つもり貯金の開始。

禁煙を始めてもうすぐ三週間―。つもり貯金をすることに決めた。煙草を買ったつもりになってその分を貯金する。三日でふた箱くらい吸っていたから、一日あたり三百円弱を使っていた計算になる。一日三百円は硬貨を調達するのが面倒そうなので、二日で五百円と…

よくわからないんだけど。

映画版「ノルウェイの森」のCMで、特にモニターを使った書店でのプロモーションのときとか、マジでビートルズの「ノルウェイの森」がかかってて。でもビートルズの「ノルウェイの森」と小説「ノルウェイの森」の関係は、映像化した場合には違和しか感じさせ…

東大っつーのはなに?

「BOOKS」に「不確か」をつなげるとすげー据わりがよくて要するに俺が本について書いてることなんか全部不確かだと思えて来て、「BOOKS」のカテゴリーに入っている記事のすべてに「不確か」を追加したくなる。でも今回は不確かの中でも特に不確かなことが確…

物自体。

「イキルキス」について昨日書きながら、これはカントの言う「物自体」に近いんじゃないかと思ってちょっと調べてみたら、まあ似通ったところがあることがわかった。もちろんカントなんてよく知らないので厳密に言えばどうかわからない。物自体は認識できな…

エコと親心。

以前エコという言葉はまだ曖昧なものなんじゃないかということにちょっと触れたけど、たとえばレジ袋を使わないためにエコバックを持参しようみたいなキャンペーンと言うかムーブメントと言うかそういうのがあって、これは原理的に言ってすごく胡散臭い。資…

悪意について。

昨日の夜帰宅すると、一階のスペースに置いてある子供の自転車の雨よけのカバーがハンドルの高さほどまでめくれていた。風のせいかとも思ったがそれにしては不自然な形なのでふとのぞいてみると、ハンドルの前に取りつけてあるかごの中にゴミが捨てられてい…

キム・ヨナ選手と浅田真央選手。

もともとどんな形でもお祭りめいたものが嫌いなので、オリンピックの中継などほとんど見ない。特にフィギュアスケートは恐くて見てられない。前回の冬のオリンピックの荒川静香選手の金メダルも、情報としては知っているけどおそらく金メダルをとった演技は…

フラゲ。

「1Q84」ゲット。書店に積んであったんだけど、発売日前に書店に並ぶのって普通のことなんだろうか。よく知らない。もっともフラゲまでしたのに仕事で疲れて読めそうもない。残念。

夜の自転車。

もう三十年も前の話だ。僕は中学三年生だった。当時父親の原付と交換で知り合いのお兄さんからもらったちょっとかっこいい自転車に乗っていた。ブリジストンのロードマンという自転車が一世を風靡した少し後で、タイプとしてはそれと同じだけどもう少し走る…

さびしい。

子供が大きくなってしまったことが自分にもあなたにもさびしく感じられてるんじゃないかというようなことを家人が言った。そうかも知れないと思った。手がかからなくなることがさびしい。そういう事態があり得ることなど想像すらしてなかったけど、おそらく…

システムへの反抗。

村上春樹さんがイスラエルでおこなったスピーチの全貌は知らない。でも伝え聞く卵と壁の喩えはこの前読んだ「1984年」と大変よく呼応している。「1Q84」はやはり「1984年」と、もしかしたら批判的なニュアンスのものかも知れないけど気脈を通じているのかも…

気が抜けている。

1月もそうだったけど2月も予算を達成しそうだとわかると急に気が抜けて、仕事がおろそかになってしまう気がする。昨日休みをもらった後の今日も正にそうで、目の前の仕事を確かに淡々と片付けているんだけどもうひとつノリが悪い。ただ、それほど予算を気に…

親と子。

子育てに関して親はできるだけ何ものにもとらわれていない方がいい気がする。実際にはそれはものすごく難しいことなんだけど。 一昨年の夏にある行事があって家人だけでなく僕も半日幼稚園へ行った。有志の親御さんたちが様々なアトラクションや模擬店で子供…

映画「ノーカントリー」。

映画「ノーカントリー」がアカデミー賞を何部門か(四部門?)とったそうだ。ノー・カントリーという、これだけで意味をなすのかどうかよくわからないタイトルと、麻薬の取引をめぐるサスペンス(ヴァイオレンス、ではなく?)という要約からおそらくこれが…

夏みかんの謎。

夕方子供と散歩していた。最近子供は見たことのない道に踏み込んで行き思いがけない場所へ出ることが楽しいらしい。分かれ道に出て、どっちに行く?と尋ねると、迷子になってしまうことも辞さずにとにかく行ったことのない道を選ぶようになった。それに着い…

あれは。

馬鹿に見えるだけなのか本当に馬鹿なのか。それとも馬鹿だとか馬鹿じゃないとか判断しようとする自分が馬鹿なのか。私が馬鹿のレッテル全部引き受けますからとにかく話を先に進めて下さい、お願いします。と、いつ言おうか機会を窺っていたような、そんな一…

禁煙。

禁煙することに決めた。駄目かも知れないけど、少なくとも今この瞬間は禁煙することに決めている。何か最近戦闘モードだ。継続できなくとも禁煙しようと思い立ったこと自体が力強くていい。

参議院選挙での自民大敗。

よくわからない。ただ年金がもらえなさそうだの具体的な落ち度があった場合には有権者はある程度の審判を下すことになるとは言えそうだ。詳しくは知らないけど参議院というのはあまり自立的な決定権を持たなかったと思う。そこが衆議院と大きく異なっている…

あれはあれか?

酒飲みなので甘いものは苦手ということになっている。これは周囲からの目よりも本人がかたくなにそう信じている部分だ。でも本当は別に甘いものが苦手というわけではない。甘かろうが辛かろうがおいしいものは好きだ。 家人とふたりで出かけられるときにしか…

ライ麦とカラマーゾフ。

この前読んだ加藤典洋さんの「小説の未来」所収の評論に「ライ麦・・・」は「カラマーゾフの兄弟」を下敷きにしているのではないかという指摘が、確か、あった。つかこういうときに手元に本がないというのが図書館で借りることの残念なところだ。何か兄弟の…