2007-01-01から1年間の記事一覧
俺の考えではこれからお前にする話はお前をきっと傷つける。でもそれはお前がどうしても通り過ぎなければならない道だ。だから最後まできちんと聞いてくれ。 この会社にいる社員の半数は二十年以上この会社で働いている。その他にお前の先輩には十五年働いて…
収納場所にいよいよ困って来たのでできるだけハードカバーの単行本は買わないで欲しいと先日家人に言われた。という言い方ではちょっと伝わらないほど強い口調だった。まあそれから二冊くらい内緒で買っちゃったけどね。 それでも少しは神妙な気持ちになって…
昨年までは営業という肩書きながら外回りの時間より倉庫での出荷作業の時間の方がずっと長かった。事実上出荷作業のかなりの部分に対して責任を負っていたため、出荷に遅れが出そうだと判断したときは休日に人知れず出社して仕事をした。 今年の正月に部長に…
物狂ほしけれ作者: 車谷長吉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2007/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る まあここまで徹底するとちょっとついて行けない気もするけどこういう本を出す人がひとりくらいいたってい…
いつの頃からか土曜日の夜は決まってこちらから僕の両親に電話をかけ子供と話してもらうようになった。両親も喜ぶし子供もこの電話を楽しみにしている。早く食べちゃわないと電話できないぞと言うと遊びを放り出して夕食の席におとなしくつくほどだ。電話の…
「血と暴力の国」を読み終えた。大変趣深い作品だった。現在のところ今年読んだ本の1位か2位に入ったと思う。対抗馬は「アサッテの人」だ。妙な取り合わせだけど。 訳者あとがきによるとこの作品はすでに映画化され日本では来年の2月から公開予定らしい。「…
志木市というのは埼玉県らしいが僕は行ったことがない。また親類縁者で志木市と関係のある人もいない。ただ仕事の上ではまるで知らない訳でもない。少なくとも志木市の得意先に商品を送付したことがあるしおそらく今後もそういうことがあるだろう。その程度…
血と暴力の国 (扶桑社ミステリー)作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2007/08/28メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 182回この商品を含むブログ (123件) を見る 「すべての美しい馬」を手に取ったのは装幀によってだっ…
ドリームタイム (文春文庫)作者: 田口ランディ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/09/04メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る 「アンテナ」、「コンセント」、「モザイク」から始まって手に入る田口さんの本はみんな読んでた…
変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)作者: カフカ,丘沢静也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/09/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 36回この商品を含むブログ (67件) を見る グレゴール・ザムザと記憶していたらグレーゴル・ザムザと表…
頭のどこかに引っかかっていて何年もの間繰り返しその意味を考え続ける言葉というのがあって、アルチュール・ランボーのものとされるこの言葉ともそんなつきあい方をした。合ってるかどうかわからないが今では、私とは記憶であって記憶の中の自分とは自分の…
猫のあしあと作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/10/19メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (85件) を見る うーんと、正直僕は動物があんまり好きではありません。コミュニケーションがうまく取れない相手が苦手だ…
鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)作者: 銀林みのる出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2007/09/21メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 62回この商品を含むブログ (76件) を見る 体調を崩して休みをとった。午前中またうとうとして…
子供と一緒に夕方の散歩とプール通いを始めたことはすでに書いた通りだ。今日も散歩に出て結構な距離を歩き途中でトッパンのロゴに行き当たった。TOPPANと表記されたそれを「とっぱん」と読み下した後、ああお好み焼きに使うあれね、と言った子供の言葉を聞…
鉄塔 武蔵野線 (ソフトバンク文庫 キ 1-1)作者: 銀林みのる出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2007/09/21メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 62回この商品を含むブログ (76件) を見る ファンタジーノベル大賞のサイトを見ると今では手に…
昨夜は久しぶりに同僚他と飲みに行って遅くなった。休みの日でも九時までには起きることにしているが今朝は九時半近くまで寝ていた。起きて家人の用意してくれた朝食をとっていると、子供が今日はどこへ行くかと尋ねる。雨もかなり降っているし昨夜の酒も残…
対岸の彼女 (文春文庫)作者: 角田光代出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/10/10メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 70回この商品を含むブログ (173件) を見る ルポルタージュのリアリティーでは「三ヶ月前に」とか「それからちょうど一年経って」とかい…
禁煙することに決めた。駄目かも知れないけど、少なくとも今この瞬間は禁煙することに決めている。何か最近戦闘モードだ。継続できなくとも禁煙しようと思い立ったこと自体が力強くていい。
フランクフルトのブックメッセに出張で行って、英語ができないことにはちょっとどうしようもないなと思った。英作文は苦手ではなく時間をかけて考えれば言いたいことが頭の中に浮かんだこともかつてはあった。それでも会話のスピードにはまるでついて行けて…
走ることについて語るときに僕の語ること作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/10/12メディア: 単行本購入: 22人 クリック: 459回この商品を含むブログ (487件) を見る リーダビリティーという言葉を最近たまに目にする。Yahooの英和辞書で…
離陸後飲み物サービスと食事サービスの両方でワインを頼み、それでも足りない気がしたのでさらにワインを取って来てもらって飲んだ。それでいくらか気持ちよくなると、自然に疲れが出て眠くなった。五、六時間うとうとして目覚めると成田まではほんの数時間…
昨夜家族に電話しようと思ったら、電話代が総計で100ユーロ(約1万7千円弱)を超えたのでこれ以上かけられないということだった。それで諦めてメールだけ打って寝た。滞在中初めて睡眠時間が六時間を超えた。確かに疲れは残っているけど、何しろ今日はフライ…
腕時計も目覚まし時計も現地時間に合わせてあって今9時20分を指している。夜のだ。でもパソコンの時間は特に支障がないので日本時間のままにしてあり4:20と表示されている。もちろん朝のだ。フランクフルトでの滞在時間も24時間を切った。日本時間で明日朝4…
「メトロガール」を書いてらっしゃるasxさん*1からトラックバックをいただいた。すぐにお返事できたらよかったのだが旅の空の下持参のノートには会社並びに自宅とやりとりするメールアドレスが一つだけセットアップされている切りで、トラバやコメントを受け…
「ノルウェイの森」の冒頭はフランクフルトの空港でしたっけ?
マジで。 ここ48時間で3時間半しか眠っていない。それでもあまり眠くない。これって時差ぼけ?
村上春樹にご用心作者: 内田樹出版社/メーカー: アルテスパブリッシング発売日: 2007/09/29メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 47回この商品を含むブログ (115件) を見る有頂天家族作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/09/25メディア: 単…
フランクフルトに着いた。WiFiもつながった。何のかんのでもう24時間近く眠っていない。さすがに眠いかと思いきや、興奮のためかあまり眠くない。日本が午前7時になるのを待って家族に電話してから眠る。
夕方言い方に随分気をつけながら子供に話をしたのだが、初めはにこにこ聞いていた子供の顔がパパは一週間帰って来ないというくだりでくしゃっと一変した。たまたまベッドで遊んでいるときに話したのだがベッドに顔を押しつけたきり僕が何と言おうと家人が何…
昨日髪を切って来た。入れ忘れていたものをスーツケースにしまって鍵をかけた。フランクフルトの気温を調べた。機内のことも考えパーカを腰に巻き付けて行くところまでは決まったが、アウターをスイングトップにするかスタジャンにするかでまだ迷っている。…